綾部 宏明 (AYABE, Hiroaki) D3

平成31年3月1日時点
ayabe.hiroaki.56catst.kyoto-u.ac.jp
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研究領域

 私たち人間は学習を通して自己を実現し, 人生に豊かさを与えています。ですから, 効率的に学習することはとても大切です。それを促進させるために,どのような認知プロセスが人間の学ぶ力をよりよく育成し, どのような学習方略が学んだ力を確かなものにできるかを教育実践と心理学理論を往還しながら研究してきました。最近は,児童・生徒を対象に,その学習成立に寄与する図表活用方略の認知的なメカニズムを,認知負荷理論と脳科学に基づいて検討しています。
 図表活用方略は児童・生徒が効率的に学習するために大きく貢献することが知られているのですが,教師が教えても自発的に活用されにくいことが報告されています。もし,認知資源が適切に配分され,主観的判断によって学習方略が使用されるならば,自発的な図表活用はより多くの学習場面や問題解決場面で活用されると考えています。そのため,教育心理学と脳科学の視点からそのしくみを明らかにすることによって, さらに効率的な教授・学習方法を提案しようと私たちは取り組んでいます。
 私たちの研究室では学習方略や学習動機に関する有益な議論が活発に行われています。その結果として,多くの先進的な研究成果がメンバーによって成し遂げられています。そして,私たちのスーパーバイザーはエマニュエル・マナロ教授です。
 このページを訪問してくださった方で,私たちの研究領域に関心をおもちになりましたら, どうぞお気軽にご連絡ください。ご訪問いただき,ありがとうございました。

研究業績

論文
【査読あり】
  • Ayabe, H., & Manalo, E. (2018, June). Can spontaneous diagram use be promoted in math word problem solving? Paper presented at Diagrams 2018: the 10th International Conference on the Theory and Application of Diagrams (Edinburgh, UK), 817–820.
  • 綾部 宏明・田中 博之. (2016). 活用学習における学習方略プログラムの開発研究, 早稲田大学大学院教職研究科紀要, 8, 89-111.
【査読なし】
  • 綾部 宏明. (2015). 学力形成理論と学習方略の有効性に関する研究, 放送大学大学院文化科学研究科, 修士論文 (未公刊) .
学会・会議
  • Ayabe, H., & Manalo, E. (2018). Why is it important to promote students’ spontaneity in using diagrams when solving math word problems? Paper presented at the 34th Japan Society for Educational Technology Annual Conference (International Session), Tohoku University, Sendai, Japan, September 28-30. (Oral presentation, no peer reviewed)
  • 綾部 宏明・Emmanuel Manalo. (2018). 図表が数学問題解決段階の認知負荷に与える影響. 日本教育工学会第34回全国大会, 東北大学, 仙台,9月28日-30日. (口頭発表,査読なし)
  • 綾部 宏明・Emmanuel Manalo. (2018). 学習者は適切な図表を自発的に産出して数学問題解決できるか. 日本教育心理学会第60回総会, 慶応大学, 横浜, 9月15日-17日.(ポスター発表,査読なし)
  • Ayabe, H., & Manalo, E. (2018). Can spontaneous diagram use be promoted in math word problem solving? Paper presented at the 10th International Conference on the Theory and Application of Diagrams, Diagrams 2018, Edinburgh Napier University, Edinburgh, UK, June18-22. (Oral presentation, peer reviewed)
  • 綾部 宏明・Emmanuel Manalo. 学習者は適切な図表を自発的に産出して数学問題解決できるか. 日本教育心理学会第59回総会, 名古屋国際会議場, 名古屋, 2017年10月7日-9日.(ポスター発表,査読なし)
  • 伊川 美保・綾部 宏明・松岡 真由子・平岡 大樹・西山 慧・高野 了太・楠見 孝. (2017) 統計リテラシー日本語版尺度の妥当性と信頼性の検討. 日本教育心理学会第59回総会, 名古屋国際会議場, 名古屋, 10月7日-9日. (ポスター発表,査読なし)
  • 綾部 宏明・Emmanuel Manalo・不破 幸雄・竹村 和代・花木 規子. (2017). 数学問題解決における図表活用方略のしくみの解明. 日本教育工学会第33回全国大会, 島根大学, 松江, 2017年9月15日-18日. (口頭発表,査読なし)
  • 綾部 宏明・田中 博之. 活用学習における学習方略プログラムの開発研究. 日本教育工学会第32回全国大会, 大阪大学, 大阪, 2016年9月17日-19日. (ポスター発表,査読なし)
シンポジウム・研究会
  • 綾部 宏明. (2017). 数学問題解決における認知負荷理論と図表活用方略の関係に関する研究. 未来教育研究所第6回研究発表大会, 兵庫県私学会館, 神戸, 11月25日.(口頭発表,査読なし)
  • 綾部 宏明・Emmanuel Manalo. (2017). 数学的問題解決における図表活用方略習得の教授要件の検証. 若手研究者交流大会2017, 京都大学, 京都, 6月18日. (ポスター発表,査読なし)
  • 綾部 宏明・Emmanuel Manalo. (2017). 学習者は適切な図表を自発的に産出して数学問題解決できるか. 第9回東京大学教育研究交流会, 東京大学, 東京, 6月17日. (ポスター発表,査読なし)
  • Ayabe, H., Tanaka, H., (2016). Research and Development on the Acquisition Program of Learning Strategies in Application Learning. Kyoto University - National Taiwan University International Symposium, "Social Cognitive Biology on Representation of Environment", SPIRITS. Kokoro Research Center, Kyoto University, Kyoto, Japan, July 31. (Poster presentation, no peer reviewed)
研究助成・受賞歴
  • プロジェクト:アクティブラーニングの効果を高める図表活用方略の有効性の検討 ファンド:第8回未来教育研究所研究助成「奨励賞」(2018/11-2019/10). 役割:研究代表者
  • プロジェクト:心理学と神経科学を統合した「むずかしさ」の検討.ファンド:北野生涯学習振興会研究助成 (2017/12₋2018/11). 役割:研究代表者
  • プロジェクト:数学問題解決での図表活用と認知負荷のしくみの解明-図表を自発的に使って問題解決できるか- ファンド:第6回未来教育研究所研究助成「奨励賞」(2016/11-2017/10). 役割:研究代表者
社会活動・招待講演
  • 綾部 宏明. (2017). 文章題が得意になる勉強法. 勉強法セミナー,学習法講座(中学2年生対象), 岐阜聖徳学園大学附属中学校, 岐阜, 3月1日- 22日(全5日).
  • 綾部 宏明. (2016). 子育てに役立つ教育と心理. 保護者セミナー, 岐阜聖徳学園大学附属中学校, 岐阜, 11月23日.