藤野 正寛 (FUJINO, Masahiro) D2

2017.6.30更新
fujino.masahiro.68aatst.kyoto-u.ac.jp

研究領域

マインドフルネス瞑想やその源流である仏教瞑想が身心の健康に与える効果とそのメカニズムに興味があります。現在は、仏教瞑想の実践が日常生活に与える効果とそのメカニズムを明らかにするために、神経科学と仏教科学を組み合わせた研究を進めています。またそれらの知見をふまえて、仏教瞑想を学校・刑務所・企業などで安全かつ効果的に活かせる社会システムのデザインの検討も進めています。 一人称の体験から生じる様々な問いを三人称の科学で解き明かしながら、そこで得られた知見を社会へと浸透させていくことで、人々の身心共に健康的な生活に貢献していきたいと考えています。

研究助成

日本学術振興会特別研究員(DC1), 平成28年度−平成30年度.

研究業績

論文
【査読あり】
  • 藤野正寛・上田祥行 (2017). マインドワンダリングの低下に関わる集中瞑想と洞察瞑想の神経基盤. 精神科治療学, 32(5), 645-650.
  • 藤野正寛・梶村昇吾・野村理朗 (2015). 日本語版Mindful Attention Awareness Scaleの開発および項目反応理論による検討. パーソナリティ心理学会, 24, 61-76
  • Takemura, T., Uchida, Y., & Fujino, M. (2014). Extension officers as social coordinators: Comparisons between agricultural and fishing communities in Japan. PSYCHOLOGIA, 57, 245-258
【査読なし】
  • 藤野正寛 (2015). マインドフルネス瞑想における身体感覚の重要性―心のプロセスと瞑想のプロセスの連結環―. 身心変容技法研究, 4, 196-206.PDF
  • 藤野正寛 (2014). 平静さの神経科学—一人称の体験から三人称の科学へ— 身心変容技法研究, 3, 89-103.PDF
【学位論文】
  • 藤野正寛 (2016). 集中瞑想と洞察瞑想の神経基盤 −fMRIを用いた大脳基底核−皮質間の機能的結合性の検討− 京都大学教育学研究科修士論文(未公刊)
  • 藤野正寛 (2014). 瞑想技法の違いが脳の持続的活動に与える効果 京都大学教育学部卒業論文(未公刊).
書籍
  • 藤野正寛・横坂拓巳共訳. (2017). マインドフルネス. 渡邊淳司・ドミニク・チェン監訳,ウェルビーイングの設計論-よりよく生きるための情報技術,第8章,BNN新社.
  • 藤野正寛. (2016). あるがままに観る人々の系譜-一人称の科学と三人称の科学の対話の可能性-. 蓑輪顕量・監修,マインドフルネス 仏教瞑想と近代科学が生み出す、心の科学の現在形 (別冊サンガジャパン3),サンガ.
学会発表
【査読あり】
  • Fujino, M., Ueda, Y., Mizuhara, H., Saiki, J., & Nomura, M. (2016). The functional connectivity of the striatum during and after open monitoring meditation. International Symposium for Contemplative Studies 2016, San Diego, USA. November, 24-29.
  • 藤野正寛・上田祥行・水原啓暁・齋木潤・野村理朗. (2016). 集中瞑想と洞察瞑想におけるMW対処法の神経基盤. 日本マインドフルネス学会第3回大会, 早稲田大学, 2016年11月5-6日.
  • Fujino, M., Ueda, Y., Mizuhara, H., Saiki, J., & Nomura, M. (2016). How do Focused attention meditation and Open monitoring meditation regulate the default mode network activity? The 80th Annual Convention of the Japanese Psychological Association, Yokohama, Japan. July 2016.
  • Fujino, M., Ueda, Y., Mizuhara, H., Saiki, J., & Nomura, M. (2016). The functional connectivity of the striatum during focused attention meditation. The 39th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society, Yokohama, Japan. July 2016.
  • 藤野正寛・上田祥行・水原啓暁・齋木潤・野村理朗. (2016). 洞察瞑想が線条体をシードとした機能的結合性に与える効果 −集中瞑想との比較−. 第2回作業療法神経科学研究会学術集会, 北海道大学, 2016年7月9日.
  • 藤野正寛. (2015). 集中瞑想と洞察瞑想における身体感覚の重要性. 日本仏教心理学会第7回大会,跡見学園女子大学,2015年12月19日.
  • Fujino, M., Ueda, Y., Mizuhara, H., Saiki, J., & Nomura, M. (2015). Effects of two types of Mindfulness Meditation on brain functional connectivity. Mind and Life Summer Research Institute, New York, USA. June 2015.
  • 藤野正寛. (2014). 瞑想技法の違いが脳の機能的結合性に与える効果.日本心理学会第78回大会,同志社大学,2014年9月12日.
  • Ueda, Y., Nunoi, M., Ichimura, K., Shirasuna, Y., & Fujino, M. (2014). Saccade trajectories are immediately curved in accordance with the degree of threat from task-irrelevant stimuli. The 14th Annual Meeting of the Vision Sciences Society, Florida, USA. May 2014.
【査読無し】
  • Fujino, M. (2014). The brain network of “Be here now” –Comparison of the techniques of Mindfulness meditation using fMRI–. Japan-York ECR poster session, York, England, August 6th.
その他
【招待講演など】
  • 藤野正寛. (2017). ①コンパッションと神経可塑性, ②注意を集中させる, ③自己と他者に波長を合わせる. GRACEプログラム2017〜いのちに寄り添うエンド・オブ・ライフ・ケアのために〜, 奈良県長弓寺, 2017年4月21-23日.
  • 藤野正寛. (2017). マインドフルネスが記憶関連脳領域の関与に与える影響. 早稲田大学応用脳科学研究所シンポジウム『応用脳科学の進展2017』, 早稲田大学, 2017年2月27日.
  • 藤野正寛. (2016). 瞑想脳研究は現代の法話に貢献できるか? 苦とマインドフルネス・コンパッション・シンポジウム, 同志社大学, 2016年12月11日.
  • 藤野正寛. (2016). 集中瞑想と洞察瞑想の神経基盤-線条体とデフォルトモードネットワーク間の機能的結合性の違い-. 日本マインドフルネス学会第3回大会, 早稲田大学, 2016年11月5-6日.
【アウトリーチ活動】
  • 藤野正寛. (2017). 共感とコンパッションの違い〜燃え尽き防止のためのセルフケア〜. 社会心理学講義, 聖泉大学, 2017年6月15日.
  • 藤野正寛. (2017). ①マインドフルネスの社会的状況と研究的状況及び神経可塑性②集中瞑想③洞察瞑想④慈悲瞑想. GRACE勉強会, 福井赤十字病院, 2017年6月10-11日.
  • 藤野正寛. (2017). マインドフルネス訓練と神経可塑性 -新たな福利厚生の進化をデザインする-, 人事部研修, シスメックス株式会社, 2017年2月9日.
  • 藤野正寛. (2016). マインドフルネスの体験的理解-人々の心身の健康に貢献する技法-, 理系若手研修会, フジモトHD株式会社, 2016年12月13日.
  • 野村理朗・藤野正寛・平岡大樹・藤田弥世. (2015). 紛争の解決にむけた心理学のアプローチ. 京都大学アカデミックデイ, 京都大学, 2015年10月4日
【メディア】
  • 藤野正寛. 瞑想と脳. 健康コラム, 京都新聞, 2017年6月29日.
  • 藤野正寛・高橋徹・上田祥行・野村理朗. 脳科学の最前線を行く − 飛躍的に進む瞑想研究, nippon.com (http://www.nippon.com/ja/views/b06105/), 2017年4月18日
【受賞歴】
  • 日本マインドフルネス学会第3回大会,最優秀研究賞,早稲田大学,2016年11月5-6日.
  • 日本マインドフルネス学会第3回大会,最優秀ポスター発表賞,早稲田大学,2016年11月5-6日.
  • 第2回作業療法神経科学研究会学術集会, 奨励賞基礎研究部門, 北海道大学, 2016年7月9日.