野崎 優樹 (NOZAKI, Yuki) 特定講師

2017.3.3更新
nozaki.yuki.6zatkyoto-u.ac.jp

研究領域

私たちが,他者と協調しながら社会生活を送る上で,自己と他者の情動を適切に認識し調整する能力は重要な役割を果たします。この能力は「情動知能」や「情動コンピテンス」として概念化がされており,教育や産業などからも大きな注目が集められています。情動知能や情動コンピテンスが発揮される日常場面の1つに,悲しんでいる相手を励ますなどの,他者の情動を調整する状況があります。他者のために自分が持つ能力をどのように用いるのか,調査や実験を通じて,その心的過程や規定要因を解明したいと考えています。

研究業績

著書
  • 野崎優樹 (印刷中). 情動コンピテンスの成長と対人機能−社会的認知理論からのアプローチ− ナカニシヤ出版.
  • 野崎優樹 (2017). 大学入試期間のストレス対処経験は情動知能の成長感を高める?−多母集団の同時分析と媒介分析− 荘島宏二郎 (編) 計量パーソナリティ心理学 (pp. 121-135) ナカニシヤ出版.
  • Nozaki, Y. (2015). Emotional intelligence and ostracism. In S. Raz & L. Zysberg (Eds.), Emotional intelligence: Current evidence from psychophysiological, educational and organizational perspectives (pp. 119-130). New York, NY: Nova Science Publishers.
論文
  • 野崎優樹・子安増生 (2016). 非専門家から見た多重知能理論内での情動コンピテンスの位置づけ 心理学研究, 86, 555–565.
  • 子安増生・野崎優樹 (2016). 人口学リテラシー尺度の開発と分析 京都大学大学院教育学研究科紀要, 62, 57-77.
  • Nozaki, Y. & Koyasu, M. (2016). Can we apply an emotional competence measure to an eastern population?: Psychometric properties of the Profile of Emotional Competence in a Japanese population. Assessment, 23, 112-123.
  • Nozaki, Y. (2015). Emotional competence and extrinsic emotion regulation directed toward an ostracized person. Emotion, 15, 763-774.
  • Nozaki, Y. & Koyasu, M. (2015). Interpersonal emotional intelligence reduces the gap in anger regulation confidence caused by self-other dissimilarity. Psychologia: An International Journal of Psychological Sciences, 58, 49-60.
  • 野崎優樹・子安増生 (2015). 情動コンピテンスプロフィール日本語短縮版の作成 心理学研究, 86, 160-169.
  • 野崎優樹 (2015). 情動知能と情動コンピテンスの概念上の差異に関する考察 京都大学大学院教育学研究科紀要, 61, 271-283.
  • 野崎優樹 (2014). 情動知能の機能に関する実験研究の課題と展望 京都大学大学院教育学研究科紀要, 60, 481-493.
  • 野崎優樹 (2013). 定期試験期間の自他の情動調整行動が情動知能の変化に及ぼす影響 教育心理学研究, 61, 362-373.
  • Nozaki, Y. & Koyasu, M. (2013). The relationship between trait emotional intelligence and interaction with ostracized others' retaliation. PLoS ONE, 8, e77579.
  • Nozaki, Y. & Koyasu, M. (2013). Effects of emotional intelligence on inhibiting retaliation for ostracism in Cyberball. Psychologia: An International Journal of Psychological Sciences, 56, 167-178.
  • 野崎優樹・子安増生 (2013). 大学入試に対する認知的評価とストレス対処が情動知能の成長感に及ぼす効果 パーソナリティ研究, 21, 231-243.
  • 野崎優樹 (2012). 自己領域と他者領域の区分に基づいたレジリエンス及びストレス経験からの成長と情動知能の関連 パーソナリティ研究, 20, 179-192.