認知心理学概論U 2004/12/7

9.直観的推論(問題提起)

教育学部3回生 林明日香

 

        確率とは:ある事柄や概念の「確からしさの度合い」を、比率に対応させた概念。

−この講義室内でペアを組んだ時、その二人の誕生日が同じである確率は?

−バスケットボールの試合でシュートが連続して決まるという、「波に乗る」現象は本当?−Aさんのことを考えていた時にAさんから電話がかかってきたのは超常現象? etc.

 

        確率判断は、数学的・統計的に判断される場合と、人間の直観で判断される場合とがある。→人間による直観的な確率判断は、様々なバイアスを含んでいる。

 

? 直観による確率判断のバイアスには、どのようなものがあるのか ?

? なぜそのようなバイアスが起こってしまうのか ?

 ベイズの定理、ランダム現象(系列)に対する誤認知、連言錯誤、

Key Words サンプルサイズの無視、事前確率の無視、代表性ヒューリスティック、

      主観的定理

 

        誤った直観的推論は、時に深刻な事態を引き起こす。→普段から規範的理論に沿った判断を下そうとする姿勢が大切。

 

? 正しい確率判断は、学習可能なものなのか ?

Key Words キャリブレーション、脱バイアス、同型的図式表現、批判的思考

 

☆ 参考文献

市川伸一 1996 確率推論 市川伸一() 1996 思考(認知心理学 第4巻)(pp61-79) 東京大学出版会

トーマス・ギロヴィッチ著 守一雄、守秀子訳 1993 人間この信じやすきもの〜迷信・誤信はどうして生まれるか〜 新曜社