Xさんの金曜日


自由になる時間が多いので,意図的に世間と少し時間をずらして生活をしていることが多いです。たとえば9時に朝食,14時にお昼,20時に夕飯。混雑を避けられて助かります。身体は資本なのでご飯は欠かさず食べ過ぎず,野菜を多めにするように心掛けてはいます。決まった時間に行わなければならない仕事が少ない分,自律性は強く求められますが,ペースさえつかめれば余裕を持って快適な生活が送れると思います。



食は基本,食は喜び,食は


朝食は多少食べ過ぎを許容。カレーとごはん一合。メールは見たらすぐ返信するのが肝要と知るこの頃。
<食事事情>
時計台前の生協カンフォーラでは尾池元総長が考案したカレーを売っています。お昼時には持ち帰り用のチキンカレーも売っているのですが、これが本講座で大人気。院生室にカレーの匂いが立ち込めると、「私も買ってくる!」と駆け出す人もしばしば見られます。なお、朝のカンフォーラは、飲み物飲み放題を行っているため、学外の先生と打ち合わせするときに重宝します。


ずらすと言えどもずらし過ぎず。
朝のラッシュがひと段落した中,登校。

↓↑各人の机
<院生室の様子>
どの研究室に属するかを問わず、2つの院生室のどちらかに1台のPCと自分の席を持つことができます。ほかの研究室の人とも交流できるので、講座のゼミ後には違う分野の人たちが熱く議論を交わしている姿も見られます。来る時間帯・スペースの使い方は人それぞれです。


腹が減っては勉学には励めぬ。お昼の弁当におにぎり一つおまけ。研究会に身が入る。
<研究会の様子>
理系の大学院と違って、ずっと研究室に詰めている必要はありません。各研究室の研究会と講座の研究会に出ていれば、あとは自分のペースで仕事を進めることができます。どこの研究室でも議論は活発に行われていますが、研究室によってかなり雰囲気が異なるため、「○○さんはBBSだから」というようなツッコミを受けたりもします。


運動せずとも頭が働けば栄養が必要。
糖分からアデノシン三リン酸を効率よく摂取。
<院生室の様子2>
メンバーの出身地が北は青森から南は福岡まで多岐に渡るため、長い休みのあとはお土産の山が見られます。また、全国各地で開催されている学会に参加したときには、ご当地の特産品を買ってきたりもします。北海道での学会時には、うに・日本酒・ワイン・ほたて等、皆がお土産を買ってきたため、後に持ち寄りパーティーを行いました。


計画→実験→分析→計画,と滞りなく流れていくのが理想的。現実には試行錯誤もあるが,それもまた滋養。

↑集団実験用

↑眼球運動測定装置(Tobii)
<実験室>
本講座にはいくつかの実験室があり、ほぼすべての部屋に実験用のPCが置いてあります。そこに参加者さんを呼んできて、さまざまな課題をしてもらい、研究を行います。脳波測定装置・眼球運動測定装置などの機材もそろっていますし、必要があれば集団実験用にブースを作ることも出来ます。


ある意味,最も仕事ができる時間帯。
夕飯を目指して馬車馬のように仕事ができる日もある。
<投稿論文>
実験がうまくいって、なんらかの新しい知見が得られたときには、論文という形にして、各学会の発行する雑誌へ投稿します。本講座では博士号取得に2本の投稿論文が必要なため、院生にとって論文掲載はひとつの重要な目標です。
初めての論文が雑誌に載っているのを見るのは、とても感動します。


自炊を増やすのは難しい。しかし,たまの宴会では酒の肴をマメに作れるのが謎。明日への英気を養います。

↑旅行 ↓お誕生会
<アクティビティ>
講座では新入生の歓迎会や卒業生の歓送会を、各研究室でも前期打ち上げや忘年会などを行います。それとは別に論文掲載祝いや海外帰国祝いが突発的に午後9時くらいから有志で催されることもあります。京大の校風のごとく、皆思い思いのスタイルで、好きなように楽しく飲んでいます。
また、飲み会だけではなく、お花見や紅葉狩りなど、学業の傍ら、京都ならではのイベントを楽しむこともあります。