心理データ解析演習(心理デザインデータ解析演習) 授業記録 2004-2016
前期 水曜 2時限 教育学部2Fサテライト1 担当 楠見 孝・高橋雄介
(授業の概要・目的)
本演習では,人の認知構造やプロセスを明らかにするための心理学的方法として,データ解析法とシミュレーションの技法を,最新の文献,ソフトウエア(R,JMP,SPSS, など)に基づいて検討します.そして,取り上げた手法を理解し,各自が収集したデータを解析して,モデル化し,レベルの高い学術論文を執筆することを目標とします.
心理学のためのデータ解析法(過去の発表の手法別の一覧)
2016年の授業記録 テキスト 南風原朝和 2014 続・心理統計学の基礎 -- 統合的理解を広げ深める 有斐閣
4月 20日 |
伊川 綾部 |
第2章 分布間の関係と非心分布への拡張 |
4月 27日 |
長谷部河村 |
第3章 効果量(1) |
5月 11日 |
伊藤 大森 |
第4章 分散分析における効果量 線形モデルの基礎 重回帰分析における効果量 |
5月 18日 |
梶村 |
機械学習 |
5月 25日 |
西山 廣井 |
第5章 対比分析・ Rでの対比分析の実行 |
6月 1日 |
西端 藤野 |
第7章 メタ分析 機能的脳画像のメタアナリシス |
6月 8日 |
山本 パメラ |
第6章 マルチレベル分析 |
6月 15日 |
岡 松永 |
第8章 ベイズ統計学による推測 |
6月 22日 |
山本 |
因子分析 |
河村 |
順序ロジスティック回帰分析 |
|
6月 29日 |
長谷部 |
卒 論 再 分 析 ―効果量の算出,検定力分析― |
伊藤 |
ソシオメトリック・ステータスの対人行動への反映:文化心理学的検討 |
|
7月 6日 |
西山 |
対比分析をいっぱいする |
パメラ |
Awe and Horror: Overlaps
in Emotional Elicitation with Differential
Consequences for Moral Response |
|
7月 13日 |
西端 |
Rを用いた媒介分析 |
松永 |
信号検出理論 |
|
7月 20日 |
富永 |
音楽的なコミュニケーションに求められる特性とは ~社会性に着目した検討~ |
綾部 |
「学力形成理論と学習方略の有効性に関する研究」の再分析 |
2015年の授業記録 テキスト 山田剛史(編著)(2015). Rによる心理学研究法入門 北大路書房
4/ 8 |
高橋 |
イントロダクション1:データの扱い方の基本 |
4/15 |
楠見 |
イントロダクション2:認知の構造とプロセスを解明する |
4/22 |
河村 |
第1章 心理学における実践実験 [PDF] |
5/13 |
平岡 |
第2章 心理学における実験研究 [PDF] |
5/20 |
廣橋 |
JMP [PDF] |
5/27 |
石黒 |
第3章 [PDF] |
6/ 3 |
津田 |
第4章 [PDF] |
6/10 |
廣井 |
第10章 |
6/17 |
平岡 |
第7章 [PDF] |
6/24 |
廣橋・柳岡 |
第8章 [PDF] |
7/ 1 |
石黒 |
第9章 [PDF] |
7/ 8 |
津田 |
第6章 [PDF] |
7/15 |
宮坂・枡田 |
第5章 [PDF] |
7/22 |
神田・ソラヤ |
|
2014年の授業記録
|
発表者 |
研究テーマ |
手法 |
4月9日 |
楠見 |
言語,意思決定 |
イントロダクション1 |
4月16日 |
高橋 |
パーソナリティ,双子、縦断データ |
イントロダクション2 |
4月23日 |
河村 |
援助行動,社会的地位 |
重回帰分析 による交互作用の検討
SPSS |
4月30日 |
柳岡 |
スクリプト 実行機能 発達 |
ロジスティック回帰分析 SPSS |
5月7日 |
藤野 |
瞑想技能 脳の機能結合 MRI |
fMRIデータ解析のための主成分分析と独立成分分析 |
5月14日 |
西村 |
母子間の抱き行動の観察 |
評定者間の信頼性 |
5月21日 |
伊川 |
食品リスク認知,批判的思考,ニュメラシー |
構造方程式モデリング AMOS |
5月28日 |
伊達 |
家族意識の国際比較JGSS東アジア |
社会調査データにおける因子分析の適用:家父長制意識の分析 |
6月4日 |
|
時間認知と空間認知の相互作用 |
|
6月11日 |
中山 |
|
PDPアプローチのすすめ |
6月25日 |
野崎 |
|
測定普遍性と構造普遍性 |
7月2日 |
河村 |
|
Hayes(2013)のSPSSマクロPROCESSを用いた媒介分析 |
柳岡 |
|
縦断研究における統計分析:成長曲線モデルに注目して |
|
7月9日 |
藤野 |
|
項目反応理論 |
西村 |
|
マルチレベルモデル |
|
7月23日 |
伊達 |
|
HLMでまなぶHLM |
伊川 |
|
テキストマイング入門:テキストデータのネットワーク分析 |
2013年の授業記録
|
発表者 |
研究テーマ |
手法 |
4月10日 |
楠見 |
言語,意思決定 |
イントロダクション1 |
4月17日 |
高橋 |
パーソナリティ,双子、縦断データ |
イントロダクション2 |
4月24日 |
白砂 |
思考意思決定直観 |
|
5月1日 |
藤田 |
負の情動個人差 |
AMOSを用いたパス解析 実習
[PDF] |
5月15日 |
岡 |
比喩理解 |
KH Coderを用いたテキストマイニング入門 [PDF] |
5月22日 |
市村 |
自己調整学習 |
Rで学ぶ検定力分析 [PDF] |
5月29日 |
新屋 |
乳児の情動発達 |
Rで学ぶ単回帰分析と重回帰分析[PDF] |
6月5日 |
枡田 |
感情表情理解表出 |
因子分析[PDF] |
6月12日 |
廣井 |
言語 |
RT分布のex-Gaussianによる分析[PDF] |
6月19日 |
宮坂 |
ADHD実行機能 |
数量化Ⅱ類[PDF] |
6月26日 |
中山 |
|
|
7月3日 |
白砂 |
|
R:一般化線形モデル[PDF] |
藤田 |
SEMの理論と多母集団分析[PDF] |
||
岡 |
心理調査におけるテキストマイニングの応用:比喩の解釈生成を目的として |
||
7月10日 |
市村 |
|
R:媒介分析[PDF] |
新屋 |
Rで学ぶ回帰分析:重回帰分析における交互作用の検討[PDF] |
||
枡田 |
主成分分析:因子分析との比較 [PDF] |
||
7月17日 |
廣井 |
|
RT分布の分析:ex‐Gaussian分布のQML推定[PDF] |
宮坂 |
R:項目反応理論[PDF] |
2011年の授業記録
|
発表者 |
研究テーマ |
手法 |
4/13 |
言語,意思決定 |
イントロダクション |
|
4/20 |
井関 |
テキスト理解 |
尺度開発の方法1:データ解析の前に [PDF] 2011年の授業記録 |
4/27 |
井関 |
テキスト理解 |
尺度開発の方法2:各参加者の尺度開発の紹介 |
5/11 |
井関 |
テキスト理解 |
|
5/18 |
小山内 |
物語への共感・没入 |
|
5/25 |
矢野 |
表情認知と文化差 |
|
6/1 |
野崎 |
ストレスと情動知能 |
|
6/8 |
田中 |
乳児の言語獲得・発達 |
|
6/15 |
日道 |
共感,援助行動 |
|
6/22 |
後藤 |
セルフコントロール |
回帰分析のモデル検査R[PDF] データ[Excel] [R] [SPSSSyntax] |
6/29 |
熊木 |
幼児の規範 |
|
7/6 |
水垣 |
乳児と母親のインタラクション |
母集団の統計的推定[PDF] |
7/13 |
山野 |
鶏卵に対する購買行動 |
|
8/5,9,11 |
狩野裕先生 |
集中講義 |
心理・教育測定論:多変量解析 |
2010年の授業記録
|
発表者 |
研究テーマ |
手法 |
4/14 |
言語,意思決定 |
イントロダクション |
|
4/21 |
井関 |
テキスト理解 |
反復測定分散分析における効果量[PDF], |
4/28 |
杉本 |
空間認知 |
|
5/12 |
石田 |
対人関係コミットメント |
|
5/19 |
岡田 |
社会的勢力 |
|
5/26 |
古見 |
児童期の心の理論 |
メタ分析 [PDF] |
6/9 9.am |
三輪 |
学習方略と転移 |
因子分析[PDF] |
6/9 10:30am |
荻原 |
対人関係のコントロール |
重回帰分析[PDF] |
6/16 |
後藤 |
時間的展望 |
|
6/23 |
銭 |
説得における身体所作 |
|
6/30 |
中山 |
言語と模倣 |
|
7/7 |
井関 |
テキスト理解 |
MNPT(multinomial processing tree)モデル [PDF] |
7/14 |
内海 |
展望記憶 |
|
7/28,29,8/4 |
狩野裕先生 |
集中講義 |
心理・教育測定特論:実験計画法 |
2009年の授業記録
|
発表者 |
研究テーマ |
手法 |
4/8 |
言語,意思決定 |
イントロダクション |
|
4/15 |
野口 |
NPO |
|
4/22 |
斉藤 |
学習ストラテジー |
|
5/13 |
井関 |
テキスト理解 |
|
5/20 |
中山 |
言語と模倣 |
|
5/27 |
谷田 |
作業記憶 |
|
6/3 |
近岡 |
合理性 |
グラフィカルモデリング
[PDF] |
6/10(変更) |
中本 |
組織論 |
|
6/17 |
塩崎 |
幼児のファンタジー |
|
6/24 |
猪原 |
テキスト理解 |
潜在意味分析LSA [PDF] |
7/1 |
土屋 |
学習,熟達化 |
|
7/8 |
筈井 |
組織学習と個人学習 |
|
7/15 |
全員 |
補足とまとめ |
|
7/29,
7/30, 8/3 |
狩野裕先生 |
集中講義 |
心理・教育測定論:構造方程式モデリングSEM |
2008年度の授業記録
|
発表者 |
研究テーマ |
手法 |
4/9 |
言語,意思決定 |
イントロダクション |
|
4/16 |
上野 |
作動記憶 |
|
4/23 |
中本(経) |
経営組織,戦略的経営 |
質問紙調査の方法論とファセット理論 [PDF] |
4/30 |
本間 |
展望的記憶 |
分散分析と実験デザイン |
5/7 |
栗田 |
ステレオタイプ |
重回帰分析[PDF] |
5/14 |
羅(経) |
戦略的経営 |
ロジスティック回帰分析[PDF] |
5/21 |
野口(経) |
NPOの組織能力 |
|
5/28 |
鍋田 |
記憶 |
|
6/4 |
近岡(文) |
合理性 |
因子分析と妥当性[PDF] |
6/11 |
本間 |
展望的記憶 |
分散分析[PDF] |
6/25 |
栗田 |
ステレオタイプ |
テキストマイニング |
7/2 |
野口 中本 近岡 |
|
NPO:委託金、補助・助成金を得るために |
7/25,28,30 |
狩野裕先生 |
集中講義 |
心理・教育測定特論:多変量解析:調査データの分析手法 |
2007年度の授業記録
|
発表者 |
研究テーマ |
手法 |
10月3日 |
言語,意思決定 |
イントロダクション |
|
10月10日 |
鍋田 |
フォールスメモリ,クロスモーダル |
|
10月17日 |
野口(経) |
NPOの組織能力 |
|
10月24日 |
田中 |
ワーキングメモリ |
サンプルデータ(test, depression, japan) |
10月31日 |
中本(経) |
経営組織,戦略的経営 |
|
11月7日 |
猪原 |
文章理解 |
|
11月14日 |
唐牛 |
ステレオタイプ |
メタ分析 [PDF] |
11月28日 |
森安(工) |
ごみ問題,住民意識 |
|
12月5日 |
布井 |
好みの形成 |
効果量・検出力・サンプルサイズ[PDF] |
12月12日 |
山添 |
表情認知 |
|
12月19日 |
野口 田中 中本 |
NPO ワーキングメモリ 公立高校の人事異動 |
クラスター分析を使って リーディングスパンテストにおける注意の影響 社会的ネットワーク分析の基礎2 |
1月9日 |
猪原 森安 布井 |
有料化とゴミ減量行動 |
刺激項目をランダム要因にした分散分析[PDF] 共分散構造分析(続編) 好みの形成に処理水準が及ぼす効果 |
1月16日 |
唐牛 山添 上野 |
|
メタ分析(続) [PDF] |
2006年度の授業記録
|
発表者 |
研究テーマ |
手法 |
TA |
4月12日 |
言語,意思決定 |
|
||
4月19日 |
松田 |
単純接触効果 |
|
|
長岡 |
音楽演奏に・聴取における表現的タイミング |
|
||
4月26日 |
上野 |
バインディング |
松田 |
|
5月10日 |
志波 |
心の理論 |
長岡 |
|
5月17日 |
内野 |
感情と決定 |
松田 |
|
5月24日 |
横尾 |
視聴覚相互作用 |
松田 |
|
5月31日 |
小宮 |
感情 |
松田 |
|
6月7日 |
内野・楠見 |
感情と決定 |
ニューラルネット(つづき) |
松田 |
6月14日 |
魚野 |
表情と視線 |
長岡 |
|
6月21日 |
服部 |
数学問題解決 |
長岡 |
|
6月28日 |
嶺本 |
表情認知 |
松田 |
|
7月5日 |
溝川 |
幼児の感情理解 |
松田 |
|
7月12日 |
井上 |
理科教育 |
テキストマイニング |
松田 |
2005年度の授業記録
|
発表者 |
研究テーマ |
手法 |
TA |
4月13日 |
楠見・松田 |
|
イントロダクション,統計的仮説検定と平均値の差の検定 |
|
4月20日 |
松田・中本 |
|
多変量解析:初歩の初歩part1 [pdf] part2 [pdf] |
|
4月27日 |
石橋 |
メンタルローテーション |
|
|
5月11日 |
田村 |
情動表出 |
中本 |
|
5月18日 |
中嶋 |
表情 |
松田 |
|
5月25日 |
服部 |
数学問題解決 |
中本 |
|
6月1日 |
木戸口 |
語彙習得と気づきの関係 |
松田 |
|
6月8日 |
木村 |
表情,脳の局在 |
松田 |
|
6月15日 |
栗本 |
表情 |
松田 |
|
6月22日 |
常深 |
文章理解 |
松田 |
|
6月29日 |
増田 |
対話 |
中本 |
|
7月6日 |
河崎 |
教室数学学習 |
中本 |
|
7月13日 |
横森 |
対話 |
クラスター分析か対応分析(仮) |
中本 |
2004年度の授業記録
|
(授業計画と内容)
1,2回目はイントロダクションを行い,3回目以降は,受講者の関心に応じて,
(1)実験データの解析:分散分析,共分散分析,多変量分散分析, ノンパラメトリック検定,ロジステック回帰分析,時系列分析など
(2)認知構造の解明:因子分析,クラスタ分析,多次元尺度解析,主成分分析など
(3)認知プロセスの検討:回帰分析,判別分析,共分散構造分析など
(4)質問紙データの分析:共分散構造分析,多母集団同時分析,数量化理論,コンジョイント分析,マルチレベル分析など
(5)テキスト(自由記述や連想)データの分析:テキストマイニング,対応分析
(6)ニューラルネットワークによるモデル化
(7)メタ分析
(8)進化シミュレーション
などのテーマを取り上げます.各自の関心に応じて他の解析法,ソフトウエアやマクロ作成法,他のシミュレーション技法,実験プログラムを取り上げても かまいません.
発表者は,手法ごとに(1)背景となる文献の紹介,(2)利用法の説明・デモ,(3)できれば,自分たちのデータを利用した結果を紹介します.
最終的には,取り上げたすべての手法について,自分のデータを使って 分析を行い、学術論文を執筆することを目標と します.
心理学のためのデータ解析法(過去の発表の記録)
(履修要件)
記述統計,推測統計の基礎的知識を持ち,データを分析した経験あるいは分析するデータを持っていることが望ましい。なお,受講者の発表テーマとレベルは,各自の関心と学習の進度に応じるかたちで設定する.
受講者の発表テーマとレベルは,各自の関心と学習の進度に応じるかたちで設定します.
単 なる統計やコンピュータ実習の授業ではなく,各自がデータ解析手法を検討し,情報交換をする場にしたいので,M2や博士課程の多くの院生の参加を待ってい ます.他の講座,他の研究科の院生も歓迎します.なお,毎回出席するのではなく,興味があるテーマの時の参加でもOKです(話題提供は大歓迎です).
(成績評価の方法・基準)
授業への出席,担当回の発表を要件とします。
今年度の文献
山田剛史(編著)(2015). Rによる心理学研究法入門 北大路書房
全体の参考文献
平井明代 編 2012 教育・心理系研究のための データ分析入門 東京図書 各章のデータファイルは こちら
柳井晴夫 緒方裕光 2006 SPSSによる統計データ解析―医学・看護学、生物学、心理学の例題による統計学入門(CD付)
現代数学社 2940円
足立浩平 2006 多変量データ解析法―心理・教育・社会系のための入門 ナカニシヤ出版 2600円
豊田秀樹 2007 共分散構造分析 Amos編―構造方程式モデリング 東京図書 3200円
大久保街亜・岡田謙介 2012 伝えるための心理統計:効果量・信頼区間・検定力 勁草書房 2800円
Kreft &、de Leeuw, J.
小野寺孝義(編訳) 2006 基礎から学ぶマルチレベルモデル―入り組んだ文脈から新たな理論を創出するための統計手法 ナカニシヤ出版 3000円
豊田秀樹 (2009). 検定力分析入門-Rで学ぶ最新データ解析 東京図書
Kline,R.B. 2004 Beyond Significance Testing : Reforming Data Analysis Methods in Behavioral Research APA スライド
服部環 (2011). 心理・教育のためのRによるデータ解析 福村出版
ソフト,文献・リンク集
利用できるソフトと比較的入手しやすい主な参考文献,サイトを挙げます.各自探して情報をe-mailで提供して ください.
基本書
南風原朝和 2002 心理統計学の基礎 有斐閣 ¥2200
石井秀宗 2005 統計分析のここが知りたい―保健・看護・心理・教育系研究のまとめ方 文光堂 \2500
服部 環・海保博之 1996 Q & A 心理データ解析 福村出版
緒賀郷志 (2010). Rによる心理・調査データ解析 東京図書
サイト
医療統計学(新井 順一@茨城県立こども病院)
統計実行リンク集StatPages.net
基礎統計ワークショップ:統計基礎用語(松原望@上智大)
行動科学のデータ解析(鈴木督久@早稲田大学)講義資料など
R(田中哲平君,井関さんからの情報)
本体:http://cran.r-project.org/ (CRAN) Windows
(95 and Later)→base
インストール:http://cat.zero.ad.jp/~zak52549/R.html
(無料統計ソフトRで心理学 -Passepied-; 奥村泰之)
→WindowsユーザーのためのR/Tinn-R
参考書:http://cse.naro.affrc.go.jp/takezawa/r-tips/r.html(R-Tips)(竹澤邦夫@中央農業総合研究センター)操作のレファレンスとして
Wiki:http://www.okada.jp.org/RWiki/
(RjpWiki)
ソース集および統計解説:http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/
(Rによる統計処理; 青木繁伸)
Rリンク集http://androids.happy.nu/ja/#R(中西政志@兵庫教育大)
R講習資料http://androids.happy.nu/ja/r_intro_lecture(中西政志@兵庫教育大)
RjpWiki(http://www.okada.jp.org/RWiki/) ü巨大データベース,Q&Aも
l
ü
l Rオンラインガイド(http://psycho.edu.yamaguchi-u.ac.jp/?page_id=242u.ac.jp/?page_id=242) ü動画で学ぶ操作説明
l Rで学ぶデータサイエンス(http://www1.doshisha.ac.jp/~mjin/R/) ü 各種分析手法をじっくり解説
l R による統計処理(http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/) ü 手法の解説と分析に使える関数群
l
(1)実験データの解析
石村貞夫 1997 SPSSによる分散分析と多重比較の手順 東京図書 ¥2800
反復測定(測度)分散分析/基礎と応用(千野研究室@愛知学院大)
後藤宗理ら編 2000 心理学マニュアル:要因計画法(北大路書房)
田中敏・中野博幸 2004 クイックデータアナリシス 新曜社 (ノンパラメトリック法 ソフトはJavaScript-STAR)
基礎的統計解析の誤用をなくすための30のチェック項目(長谷川@岡山大)
R分散分析
http://androids.happy.nu/ja/r_tips#anova4(中西政志@兵庫教育大)
効果量, 検定力分析
大久保街亜・岡田謙介 2012 伝えるための心理統計:効果量・信頼区間・検定力 勁草書房 2800円
豊田秀樹 (2009). 検定力分析入門-Rで学ぶ最新データ解析
東京図書
� Bakeman, R. (2005).
Recommended effect size statistics for repeated measures designs. Behavior
Research Methods, 37, 379-384.
水本篤・竹内理 (2008) 研究論文における効果量の報告のために―基礎的概念と注意点― 英語教育研究 31 57-66. [PDF]
Effect size calculation sheet(水本)[Excel]
Murphy, K.R. & Myors, B. 2004 Statistical power analysis. LEA. CD-ROM付き
Statistical Methods in Psychology Journals: Guidelines and Explanations(APA)
Kline,R.B. 2004 Beyond Significance Testing : Reforming Data Analysis Methods in Behavioral Research APA スライド
Bruce Thompson (Texas
A&M) Various
Editorial Policies Regarding Statistical Significance Tests and Effect Sizes
Analyses
Types, Tests, and Concepts Free softのG*powerマニュアル
Getting the Sample
Size Right:A Brief Introduction to Power Analysis (SPSS
Sample Powerの解説)
Power Analysis for ANOVA
Designs Michael Friendly
A Review of Statistical Power Analysis Software by Len Thomas
Selecting an appropriate sample size
(2) 多変量解析,尺度化
SPSS Inc. SPSS Japan downloadables SPSSプログラムのアルゴリズム(PDFファイル) SPSS関連書籍
SAS Institute SAS Institute Japan Home Page SAS Search Jump
STATISTICA StatSoft Inc:Statistica StatSoft Japan 日本語デモ版あり オンラインマニュアル(単なるソフトウェアの使いかたではなく,統計の基礎概念や各手法の概要についての説明もあります,英語)
JUSE-StatMaster 日科技研
柳井晴夫ほか編 2002 多変量解析実例ハンドブック 朝倉書店
東京図書のシリーズ ダウンロードページ
室淳子・石村貞夫 2002 SPSSでやさしく学ぶ多変量解析(第2版) 東京図書 ¥2500
石村貞夫 2005 SPSSによる多変量解析の手順(第3版) 東京図書 ¥2800
松尾太加志・中村知靖 2002 誰も教えてくれなかった因子分析 北大路出版 ¥2500
Dunn-Rankin, P. et al 2004 Scaling methods (2nd Ed.) LEA CDROM付
(3)(4)共分散構造分析
多変量データを用いて,観測変数と構成概念間の関係に基づいてモデルを構築する方法.データ解析とモデル構築において有用.
Amos(SPSS)
小塩真司 2005 SPSSとAmosによる心理・調査データ解析:因子分析・共分散構造分析まで 東京図書 \2800
田部井明美 2001 SPSS完全活用法 共分散構造分析(Amos)によるアンケート処理 東京図書
豊田秀樹 1992 原因を探る統計学 講談社ブルーバックス
豊田秀樹 1998-2003 共分散構造分析 入門編,応用編,技術編,疑問編 朝倉書店
山本嘉一郎ほか 1999 Amosによる共分散構造分析と解析事例 ナカニシヤ出版 \3500円
狩野裕・三浦麻子 2002 AMOS・EQS・CALISによるグラフィカル多変量解析(増補版) 現代数学社 ¥2900
狩野裕・市川雅教 1999 共分散構造分析 日本統計学会チュートリアルセミナー (
SEMプログラムほか(鈴木 督久@早大)
(5) テキストマイニング
自由回答,発話,連想などのテキストデータから,単語の抽出,同義語処理などをおこない,単語のクラスタ,設問や回答者属性との連関を明らかにするための 対応分析をおこなうデータマイニング手法.電子調査の普及によってテキストデータの入手が容易になり現在注目されている.
牛田一雄・高井勉・木暮大輔 2003 SPSSクレメンタインによるデータマイニング 東京図書 ¥3,360
LSA:Latent Semantic Analysis@ CU Boulder
(6)視覚化
(7) ニューラルネット
脳の神経回路に着想を得た認知過程のモデル化技法.データ解析にも使われている.
豊田秀樹 1996 非線形多変量解析:ニューラルネットによるアプローチ 朝倉書店.
岩田彰・松原俊之@名古屋工業大学 ニューラルネットワーク入門 自習用HP
Peter McLeod 認知過程のコネクショニスト・モデル 北樹出版
tlearn http://crl.ucsd.edu/innate/tlearn.html
● 教育用シミュレータ.多層パーセプトロンにおける誤差逆伝搬,単純回帰ネットなどの学習を,心理学データの例題を通してできる.Plunkett & Elman(1997), McLeod, Plunkett, & Rolls(1998)にも添付されている. ソフトtlearn [zip]<-Windows XPでも動作可能
PDP++ http://www.cnbc.cmu.edu/PDP++/PDP++.html
●教育研究用シミュレータ.McClellandとRumelhartが開発し,改良されたもの.O'Reilly & Munakata(2000)で紹介されているモデルの検証にも使われている.
STATISTICA Neural Networks http://www.statsoftinc.com/products/stat%5Fnn.html
MATLAB Neural Network Toolbox http://www.cybernet.co.jp/products/matlab/product/general/neuralnet/
● 上記3つは市販のデータ解析ソフトのオプションツールである.多層パーセプトロン,動径基底関数ネット,コホーネン自己組織化ネット,ベイジアンネット等を用いて,予測,分類,時系列分析などができる.STATISTICAは,入力時の遺伝的アルゴリズムの利用や,最適なネットワークの構造とサイズを選択する機能があり,ネットワークなどの視覚表示やマニュアルも充実している.MATLABは,理工系向きであり,可視化やカスタマイズに優れる.なお,ニューラルネットを含むデータマイニングツールとしては,(8)で述べるClementineがある.
(8)データマイニング
データから金を掘り起こすように,データから潜在する構造,規則を抽出し,ビジュアル化,モデル化をおこない,仮説検証,予測をおこなう手法.フィードフォワード型ニューラルネット,自己組織化ネット,決定木,相関ルールなどを用いる.
豊田秀樹 2008 データマイニング入門 東京図書 \3400
豊田秀樹 2001 金鉱を掘り当てる統計学:データマイニング入門 講談社ブルーバックス
SPSS 2001 マーケティングのためのデータマイニング入門 東洋経済新報社 \2400
(9)メタ分析
同一の研究課題に関して独立して行われた研究結果(仮説検定,相関,効果量など)を統計的に統合して,全体としての仮説検定や推定値を求める方法.サーベイ研究において重要な武器.
山田剛史・井上俊哉 2012 メタ分析入門:心理・教育研究の系統的レビューのために -東京大学出版会
Mullen,B.(小野寺訳) 2001 基礎から学ぶメタ分析 ナカニシヤ出版 ¥2800(CDROM付)
「統計学自習ノート・メタアナリシス」(青木繁伸@群馬大学)http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/meta-analysis/index.html
(10) 進化シミュレーション
生物進化に着想を得て,個体,集団,文化,環境間の長期的相互作用を検討する手法.
高木英至 http://homepage1.nifty.com/eiji_takagi/esp/index.html デモプログラム有
科学シミュレーション研究会 2000 パソコンで見る生物進化 : シミュレーションでさぐる生物の生き残り戦略 講談社ブルーバックス(CDROM付)
(12)その他
心理学研究法・統計手法・実験計画などに関するメーリングリスト:fpr-ML
更新日
July 23, 2015