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丹治 真琴

tanji.makoto.88r@st.kyoto-u.ac.jp のプロフィール

名前 tanji.makoto.88r@st.kyoto-u.ac.jp

紹介文

2026.6.12更新
tanji.makoto.88ratst.kyoto-u.ac.jp

研究領域

私たちは日常生活の中で、多くの視覚情報に囲まれており、それらを自然に受け入れて生活しているように感じます。しかし、心理学の研究では、人が一度に覚えられる視覚情報は実際には非常に限られていることがわかっています。たとえば、色を覚える場合、一度に記憶できるのは3〜4つだけだと言われています。

このように、一時的に視覚情報を処理・保持する能力は「視覚性ワーキングメモリ(Visual Working Memory)」と呼ばれています。最近の研究によると、現実世界に存在する具体的な物体(例:本,りんご)を対象とする場合、より多くの情報を記憶できることが示されています。これは、私たちが視覚情報を処理する際に、その物体が持つ「意味」を手がかりとして活用していることを示唆しています。

ここでいう「意味」とは、私たちが世界を理解するために物体に対して与える情報であり、過去の経験を通じて蓄積された知識のことを指します。視覚性ワーキングメモリにおいて、この意味情報がどのような影響を及ぼすのかを検討することで、私たちが知識をどのように活用し、複雑な視覚情報を効率よく処理しているのかを明らかにすることができると考えています。

現在、「意味を持つ現実の物体が、どのような条件下で効率よく処理されるか」というテーマで研究を行っています。今後は、意味や知識が視覚性ワーキングメモリにどのように役立っているのかを明らかにすることを目指し、研究を進めていきたいと考えています。

研究業績

論文
  • 澤田和輝平山れい藤可南子丹治真琴郷田寛二 (2026). 鑑賞のメタ認知と美的体験の関連:美術館におけるフィールド研究. 認知科学. [採択済み]
国際学会・ポスター発表
  • Tanji, M., & Saito, S. (2025). Item-Specific Processing for Real-world Objects in Visual Working Memory: Effects of Presentation Time. 24th Conference of the European Society for Cognitive Psychology, University of Sheffield, September 1-6.
国内学会・口頭発表
  • 丹治真琴・堀内孝 (2024). 視覚性ワーキングメモリ課題における個別的処理方略の効果:現実世界の物体を対象として. 日本ワーキングメモリ学会21回大会, 大阪大学中之島センター, 1214.
  • 丹治真琴・齊藤智 (2025). 物体刺激を対象とする視覚性ワーキングメモリ課題における個別的処理方略の効果:刺激の呈示形式と処理時間に着目して. 日本認知心理学会第23回大会, 京都大学, 53161.
国内学会・ポスター発表
  • 澤田和輝・平山れい・佐藤可南子・丹治真琴・郷田寛二 (2025).鑑賞のメタ認知と美的体験との関連美術館におけるフィールド研究.日本認知科学会第42会大会,早稲田大学, 91214.
  • 丹治真琴・齊藤智 (2026). 視覚性ワーキングメモリにおける個別的処理方略の促進効果の所在:漢字と偽漢字を用いた検証. 日本認知心理学会第24回大会, 学習院大学, 530531.
研究助成
  • 丹治真琴. 京都大学大学院教育学研究科 グローバル教育展開オフィス 国際学会発表支援2025年度.
  • 丹治真琴. 京都大学教育学部同窓会(京友会)研究助成事業2025年度.
  • 丹治真琴. 京都大学大学院教育支援機構機構SPRINGプログラム, 2026年度.