吉川研究室では、顔や身体に含まれる多様な情報がコミュニケーション過程でどのように利用され,他者理解や他者についての知識形成、意図伝達、行為や感情の制御に役立てられているのかを行動実験を中心とする実証科学的アプローチにより検討しています。人やモノに対する好みがどのような過程を経て形成されていくかを明らかにすることも主要な研究課題として取り上げています。研究会は毎週木曜日に開催され、文献紹介、研究発表、決められたテーマについてのディスカッションなどが行われています。また、他研究科・他大学の先生方や学生の皆さんに講演していただくこともあり、開かれた積極的な活動が行われています。
年度 | 区分 | 著者名 | 論文題目 |
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平成16 | 修士論文 | 野村光江 | 発話内容の感情価が視線行動に及ぼす効果. |
毛利真介 | 発話に伴う身ぶりが発話理解に及ぼす影響: 空間配置の伝達課題を用いて |
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博士論文 | 佐藤 弥 | 知覚前情動処理により知覚を促進する 心理・神経メカニズム. |
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平成17 | 修士論文 | 大薗博記 | 欺き遂行・欺き検知スキルと協力性との関係. |
野口素子 | 表情表出の誇張による情動調整の特性. | ||
溝口るい | 他者感情の推測における視線方向の影響. | ||
博士論文 | (なし) | ||
平成18 | 修士論文 | 木村洋太 | 表情知覚に及ぼす自己の表情表出の影響. |
中嶋智史 | 未知顔の再認記憶における表情と 視線方向の相互作用についての研究. |
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博士論文 | (なし) | ||
平成19 | 修士論文 | 魚野翔太 | 表情が視線による注意シフトに与える影響. |
嶺本和沙 | 表情判断課題における順応効果の検討. | ||
博士論文 | (なし) | ||
平成20 | 修士論文 | 布井雅人 | 好みの形成と変容に処理が及ぼす影響 |
博士論文 | (なし) | ||
平成21 | 修士論文 | 内野亮平 | 表情が知覚者の行動傾向に与える影響 |
博士論文 | (なし) | ||
平成22 | 修士論文 | (なし) | |
博士論文 | 平岡斉士 | 既知顔の記憶表象の特性 | |
大薗博記 | 他者の信頼性の識別に関する認知・ 行動メカニズムの検討 |
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魚野翔太 | Psychological and neural bases
of social cognitive dysfunction in individuals with pervasive developmental disorder |
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平成23 | 修士論文 | 石田彩夏 | 対面状況が聞き手の情動経験に及ぼす影響 |
銭 龍虎 | 非言語コミュニケーションにおける日中比較 -ジェスチャー及び対人距離に関する検討 |
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博士論文 | (なし) | ||
平成24 | 修士論文 | 矢野裕理 | ニート・ひきこもりリスクと表情認知の関連 |
博士論文 | 中嶋智史 | 顔記憶に及ぼす社会的・情動的要因の影響 | |
平成25 | 修士論文 | 石橋優也 | カード選択における知覚要因の潜在的影響 |
博士論文 | (なし) |
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