心の階層を本性や可塑性とともに明らかにし、新しい価値や世界観、意味の創造を通じて、社会に貢献してゆくことを”大きな目標”として掲げてきました。また基礎と実践を往還することにより、革新的発見/貢献を目指しますなか、研究を推進する力は「楽しい!」というごくシンプルな感覚から、迷ったときには「心をうごかす」という追究の原点に立ち返ることを旨としています。
授業「感情システム論演習」は、その一環として社会生命科学(Social Life Science)研究会を開催しています。また”道場”においては、研究計画の立案・遂行、データ解釈、論文執筆、投稿から採択にいたるプロセス等、研究者のキャリア形成の土台となる個別指導を毎週行っています。選んでいただけるテーマは、認知や感情にかかわる現象について、自然や伝統・先端技術との関わりに広く主眼を置いたもので、授業道場等を通して、構成概念や研究方法を定めてゆきます。また私の専門と大きく異なるテーマにおいては、論文採択の見通しが立ちませんので、受験前にご相談いただくようお願いします。
ご参考まで、現在こちらの研究課題PIで推進しています。
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000060399011/
大学院進学という出発地点、スタートラインは皆同じです。そこから一人ひとりの個性・想いなどを見立つつ、指導は研究人生の礎として、いつの日か一人立ちされて以降、真価の問われゆく”力量”の土台となりますよう願っています。また、こうした研究の楽しさ、大変さ、達成感を味わいつつ、一緒に研究したいと思われる方は、自身の目と心でご覧になっていただければ幸いです。
年度 | 区分 | 著者名 | 論文題目 |
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令和5 | 修士論文 | 岡野裕仁 | 自然言語処理によるセルフ・コンパッションの推定 |
小池 光 | 伝統芸能「能」実践者における内受容感覚への 気づきに関する研究 |
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林 尭親 | 特性的スピリチュアリティが認知の変容に及ぼす 影響 |
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博士論文 | 澤田和輝 | 畏敬の念が創造的思考に及ぼす影響 | |
櫃割仁平 | 曖昧性が俳句の審美性に与える影響:心理学・ 神経科学的検討 |
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令和4 | |||
修士論文 | 篠原幹博 | 映像のリアリティの相違が身体動作に及ぼす影響 | |
令和3 | 修士論文 | 井関綾乃 | 審美的体験の涙に関する実験心理学的研究 |
博士論文 | 高野了太 | 畏敬の念の心理・生理・神経基盤に関する研究 | |
令和2 | 修士論文 | 澤田和輝 | 畏敬の念が創造的思考に及ぼす影響 |
櫃割仁平 | 俳句の美的評価を予測する心理状態と個人特性: 感情との関わりから |
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尹 優進 | 身体技法による認知の変容に関する研究 | ||
博士論文 | 宮坂まみ | 注意欠如・多動症に関する実験・調査研究 | |
令和元 | |||
博士論文 | 平岡大樹 | 乳児の泣き声への反応に関わる心理・生理学的検討 | |
平成30 | 修士論文 | 池田潮良 | 内在化した道徳と攻撃行動との関わりの研究 |
高野了太 | 畏敬の念の神経基盤に関する研究 | ||
博士論文 | 藤野正寛 | 洞察瞑想による情動調整の心理・神経メカニズム の研究 |
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平成29 | 修士論文 | 津田綾乃 | Development of New Measurements to Understand the Emotion of Awe |
博士論文 | 枡田 恵 | 幼児期における表情の理解と意図的な表出 | |
平成28 | 修士論文 | 平岡大樹 | 乳児の泣き声への反応に遺伝・環境・状況要因が 与える影響の検討 |
博士論文 | 梶村昇吾 | Mind wandering regulation by non-invasive brain stimulation(非侵襲脳刺激法による マインドワンダリング制御) |
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平成27 | 修士論文 | 藤野正寛 | 集中瞑想と洞察瞑想の神経基盤 −fMRIを用いた 大脳基底核-皮質間の機能的結合性の検討− |
博士論文 | 日道俊之 | 共感が援助行動を促進する心理・神経・遺伝的 メカニズムの検討 |
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平成26 | 修士論文 | 藤田弥世 | 人種カテゴリー知覚に関する認知科学的検討 |
宮坂まみ | AD/HDの認知特性および支援者の理解の バイアスに関する研究 |
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平成25 | 修士論文 | 梶村昇吾 | 認知機能の阻害要因に関する神経科学的検討 -脳のデフォルトモードネットワーク調節の 観点から- |
平成24 | 修士論文 | 日道俊之 | 情動状態が他者の心的状態の推測へ及ぼす 影響の検討 |
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