小池 光(KOIKE, Hikaru) D1
2024.6.7更新
koike.hikaru.78kst.kyoto-u.ac.jp
研究領域
身体内部の生理状態に関する感覚である内受容感覚に興味があります。「身を焦がす」,「はらわたが煮えくり返る」といった慣用句にみられるように,私たちはしばしば内受容感覚を用いて心情を表現します。こうした感情・認知を支えるプロセスとしての内受容感覚,特に「うらみ」のような複雑な感情状態への関与について,認知課題や生理測定,自然言語処理など多様な手法を用いて研究を進めています。
学歴
2024年4月 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程 入学
2024年3月 京都大学大学院教育学研究科修士課程 修了
2022年4月 京都大学大学院教育学研究科修士課程 入学
2022年3月 同志社大学心理学部心理学科 卒業
2018年4月 同志社大学心理学部心理学科 入学
研究業績
論文
■査読あり(第一著者)■
-
Koike, H., & Nomura, M. (2023). Development and Validation of Japanese Versions of the Interoceptive Accuracy Scale and Interoceptive Attention Scale. SAGE Open, 13(4). https://doi.org/10.1177/21582440231214639
■査読あり(第二著者以降)■
- Sawada, K., Koike, H., Murayama, A., Nishida, H. & Nomura, M. (2024). Appreciation processing evoking feelings of being moved and inspiration: Awe and meaning-making. Journal of Creativity, 34(1), 100076. https://doi.org/10.1016/j.yjoc.2024.100076
学会発表
■国際学会・ポスター発表(第一著者)■
- Koike, H. & Nomura, M. (2024). Performers of traditional Japanese theatrical art "Noh" have higher interoceptive awareness. 33rd International Congress of Psychology, Prague, Czech Republic, 21st - 26th July 2024.
■国内学会・ポスター発表(第一著者)■
- 小池 光・野村 理朗 (2024). 伝統芸能「能」実践者における内受容感覚. 日本心理学会第88回大会,熊本城ホール,9月6-8日.
- 小池 光・野村 理朗 (2023). 日本語版Interoceptive Attention Scaleの開発―信頼性・妥当性の検討―. 日本心理学会第87回大会,神戸国際会議場・神戸国際展示場,9月15-17日.
- 小池 光・野村 理朗 (2023). 日本語版Interoceptive accuracy scaleの開発. 日本認知科学会第40回大会,公立はこだて未来大学,9月7-9日.
■国内学会・ポスター発表(第二著者以降)■
- 澤田 和輝・小池 光・村山 新・西田 帆花・野村 理朗 (2023). 芸術鑑賞による感動が触発に及ぼす影響―美しさの知覚,畏敬の念,意味生成の観点から―. 日本認知科学会第40回大会,公立はこだて未来大学,9月7-9日.
■国内学会・シンポジウム■
- 小池 光 (2023). 伝統芸能「能」実践者における内受容感覚への気づき. シンポジウム「無心の心理学5」話題提供, 日本心理学会第87回大会,神戸国際会議場・神戸国際展示場,9月15-17日.
その他 (Others)
■国内研究会での発表■
- 小池 光 (2024). 伝統芸能「能」の実践に伴う内受容感覚の変容. 第41回感情と情動の研究会. 同志社大学, 3月19日.
■研究助成■
- 小池 光. 京都大学大学院教育学研究科グローバル教育展開オフィス 大学院学生を対象とした国際学会発表支援,2024年度.
- 小池 光. 京都大学教育学部同窓会(京友会)研究助成事業 令和5年度.