溝脇 風子(MIZOWAKI, Fuko) M1

2024.11.8更新
mizowaki.fuko.56watst.kyoto-u.ac.jp

研究領域

 私たちの対人認知は,しばしば個人が有するステレオタイプに影響をうけることがあります。しかし,自らの対人認知がそのような影響を受けていることを正確に理解できるとは限らず,無意識的に影響を受けていることもあります。私は,自らの対人認知にステレオタイプが及ぼしている影響を正しく把握すること,つまり対人認知におけるメタ認知を正確なものにすることで,ステレオタイプの影響を軽減することができるかを研究していく予定です。
 学部の卒業論文では,切なさ感情について研究していました。切なさ感情は,主に他者との別れをきっかけとした悲しみを中核とした感情ですが,甘さや美しさなどのポジティブな感情を同時に感じることもあります。私は,切なさ感情の概念構造と感情体験の特徴を明らかにしました。また,切なさ感情を促進する要因を検討しました。

研究業績

学会発表
■ポスター,査読なし,第一著者■
  • 溝脇風子・楠見孝 (2024). 切なさ感情の概念構造とその特徴. 日本感情心理学会第32回大会,大阪体育大学.  5月31日-6月2日.
  • 溝脇風子・楠見孝 (2024). 切なさ感情に及ぼす心理的距離と包括的認知様式の影響. 日本心理学会第88回大会,熊本城ホール.  9月6日-9月8日.