西川 一二(NISHIKAWA, Kazuji) 研究員
2022.3.9更新
nishikawa.kazuji.7ckyoto-u.ac.jp
研究領域
感情心理、動機付け、教育や学習、探索行動、神経生理、臨床など側面から,好奇心を研究しています。
近年は,根性(Grit)も研究をしています。
好奇心や根性も含む個人差の測定にも注目し、マルチレベル分析を用いた状態と特性の研究など様々な個人差研究に挑んでいます。
<キーワード>
感情, 好奇心・興味, 根性(grit),尺度研究, 個人差測定
研究業績
著書
- Nishikawa, K., & Amemiya, T,. (2018). Explore the structure and roles of curiosity in education and well-being. In G. Gordon (Ed.), New science of Curiosity. New York: Nova Science Publishers.
- 西川 一二(2021). 「測定モデルと信頼性」「項目分析」「天井効果と床効果」西岡 加名恵・石井英真(編) 教育評価 重要用語辞典 (pp.235, pp.237, pp.241) 明治図書
西川 一二(2021). 4章「好奇心―新たな知識や経験を探究する原動力―」 小塩真司(編) 非認知能力―概念・測定と教育の可能性― (pp.63-81) 北大路書房
学会雑誌
- Nishikawa, K., Kusumi, T., Shirakawa, T. (in press). The effect of two aspects of grit on developmental change in high school students' academic performance: Findings from a five-wave longitudinal study over the course of three years. Personality and Individual Differences
- 西川 一二・楠見孝(印刷中) .好奇心研究に関する再考と好奇心の領域とタイプを観点とした分類方法の提案 理論心理学研究
- Kusumi, T., Nishikawa, K., Nomura, N., Webster, J. D. (in press). Validation of the Japanese Version of the Modified Balanced Time Perspective Scale: Factor Structure, Reliability, and Validity Results. Japanese Psychological Research
- 楠見 孝・西川 一二・斉藤 貴浩・栗山直子 (2020). プログラミング教育の授業実践に対する小中学校教員の期待と意欲, 日本教育工学会論文誌, 44(2), 265-275.
- Nishikawa, K., & Amemiya, T. (2017). Effects of trait curiosities on the appraisals of picture stimuli: diversive curiosity and specific curiosity. International Journal of Affective Engineering, 16, 21-25.
- 西川 一二・奥上 紫緒里・雨宮 俊彦 (2015). 日本語版Short Grit(Grit-S)尺度の作成 パーソナリティ研究, 24, 167-169.
- 西川 一二・雨宮 俊彦 (2015). 知的好奇心尺度の作成―拡散的好奇心と特殊的好奇心― 教育心理学研究, 63, 412-425.
- 西川 一二・吉津 潤・雨宮 俊彦・高山 直子(2015). 好奇心の個人差と精神的健康および心理的well-beingとの関連 日本健康医学会雑誌, 24, 40-48.
- Takayama, N., Amemiya, T., Nishikawa, K. Suzaki, Y., & Ariyoshi, H. (2015). Investigation on Lifestyle Factors That Influence Obesity of Adult Workers. In S. Yuh-Chuan & M. L. Heau-Farn (Eds.), Bridging Research and Good Practices towards Patients Welfare (pp.117-124). CRC Press.
- 高山 直子・雨宮 俊彦・吉津 潤・西川 一二・有吉 浩美・洲崎 好香・中村 登志子(2012). 青年期学生を対象にした肥満に影響する食行動の実態調査―食行動尺度の開発及びBMIとの関連― 日本健康医学会雑誌, 21, 28-35.
- 高山 直子・雨宮 俊彦・西川 一二・吉津 潤・有吉 浩美・洲崎 好香・中村 登志子 (2012). 日本語版Dutch Eating Behavior Questionnaireを用いた成人勤労者と青年期学生の食行動調査 日本健康医学会雑誌, 21, 87-94.
紀要・学内誌
- 清水 和秋・三保 紀裕・西川 一二(2021). 特性・状態の因子の平均を推定する区分モデル―複数観測の縦断データの方法論と応用から― 関西大学社会学部紀要 53(1), 69-140.
- 奥上 紫緒里・西川 一二・雨宮 俊彦 (2018). エゴ・レジリエンスの構成概念について―自己報告式尺度の概念―, 関西大学心理学研究, 9(2), 1-26.
- 西川 一二・角野 隆則・岩井 紀子 (2017). JGSS-2017調査票の設計―EASS 2016 家族モジュールと新規項目(同性の結婚・Gritスケール)― 日本版総合的社会調査共同研究拠点 研究論文集, 7, 41-54.
- 西川 一二 (2015).好奇心=興味?(2) ―教育的興味と好奇心の比較― 関西大学心理学研究科心理学叢誌, 14, 20-29.
- 西川 一二 (2014).好奇心が健康と社会関係にもたらす影響 ―好奇心の個人差における応用研究― 関西大学大学院心理学叢誌, 12, 33-42.
- 西川 一二 (2014).好奇心=興味? ―興味研究と好奇心研究の歴史的展望― 関西大学大学院心理学叢誌, 11, 75-87.
- 奥上 紫緒里・西川 一二・雨宮俊彦 (2014). 4チャンネル・フローモデルによる4分類に基づく 授業内における主観的経験の比較― アンケート調査の結果から― 大手前大学論集 14, 319-330.
- 西川 一二 (2013). 拡散的好奇心と特殊的好奇心に関する実験的研究について 関西大学大学院心理学叢誌, 10, 71-85.
- 西川 一二 (2013). 個人差の個人差に関する研究について2 ―好奇心の周辺領域、Hollandの職業興味研究― 関西大学大学院心理学叢誌, 9, 71-85.
- 西川 一二 (2012). 好奇心の個人差に関する研究について-歴史的展望- 関西大学大学院心理学叢誌, 8, 1-16.
- 西川 一二 (2012). 「驚き」はニュートラル感情なのか? ―驚きの状態と特性のPANAS‒X による比較分析― 関西大学大学院心理学叢誌, 7, 1-9.
- 奥上 紫緒里・西川 一二・雨宮 俊彦 (2012). 大学生のフロー体験と性格特性およびWell-beingとの関係性について 大手前大学論集, 13, 29-41.
学会発表
- 西川 一二 (2011). 驚きの感情としての位置づけと好奇心 日本感情心理学会19回大会・日本パーソナリティ心理学会20大会合同大会発表論文集, 22.
- 高山 直子・雨宮 俊彦・吉津 潤・西川 一二・有吉浩美・洲崎好香・中村登志子 (2011). 肥満要因を明らかにする食行動調査尺度の検討 ―青年期の学生の食行動に関する実態調査第一報― 第20回日本健康医学会総会抄録集, 154-155.
- 高山 直子・雨宮 俊彦・吉津 潤・西川 一二・有吉 浩美・洲崎 好香・中村 登志子 (2011). DEBQ質問紙と食行動因子からみた肥満への影 ―青年期の学生の食行動に関する実態調査第二報― 第20回日本健康医学会総会抄録集, 152-153.
- 西川 一二 (2012). 好奇心とその個人差-日本語版CEI-II尺度 日本感情心理学会第 20回大会発表論文集, 20.
- 雨宮 俊彦・西川 一二・吉津 潤 (2012). 音楽による感情経験と性格の関連について 日本感情心理学会第20回大会発表論文集, 2.
- 吉津 潤・西川 一二 (2012). 日本語版Grit尺度の作成 ―不屈の精神とはなにか― 日本感情心理学会第20回大会発表論文集, 12.
- 西川 一二 (2012). 特性好奇心におけるwanting傾向とliking傾向 ―質問紙による個人差の測定― 日本心理学会第76回大会発表論文集, 921.
- Takayama, N., Amemiya, T., Yoshizu, J., & Nishikawa, K. (2012). Influence of general self-efficacy and eating behaviors on obesity. The 9th International conference of the global network of WHO Collaborating Centres for Nursing and Midwifery, D-2-09, 123.
- 西川 一二 (2013). 実験と質問紙を利用した状態と特性好奇心の調査 ―マルチレベル分析― 日本パーソナリティ心理学会第22回大会発表論文集, 69.
- 高山 直子・雨宮 俊彦・吉津 潤・西川 一二・洲崎 好香・有吉 浩美(2013). 肥満者の食行動と自己効力感との関連 第23回日本健康医学会総会抄録集, 174-175.
- 西川 一二・奥上 紫緒里 (2014). 短縮版Grit尺度の作成 (1) ―因子構造の確認― 日本パーソナリティ心理学会第23回大会発表論文集, 51.
- 奥上 紫緒里・西川 一二 (2014). 短縮版Grit尺度の作成 (2) ―パーソナリティ特性との関連性― 日本パーソナリティ心理学会第23回大会発表論文集, 52.
- 西川 一二(2014). 対人好奇心における3タイプ ―対人好奇心尺度開発の経過報告― 日本心理学会第78大会発表論文集,121.
- 奥上 紫緒里・西川 一二 (2014). 大学生の従業課題尊守における授業の重要性認識とフロー経験の役割について 日本心理学会第78大会, 1133.
- Takayama, N., Amemiya, T., & Nishikawa, K. (2014). Investigation on Lifestyle Factors That Influence Obesity of Adult Workers. The 4th. International conference on healthcare system ergonomics and patient safety(HEPS), 117.
- 高山 直子・雨宮 俊彦・西川 一二・洲崎 好香・有吉 浩美(2014).日本語版The Power of Food Scaleを用いた成人肥満者の食行動調査 第24回日本健康医学会総会抄録集, 168-169.
- Nishikawa, K., & Amemiya, T. (2015). Effects of trait curiosities on the appraisals of picture stimuli: diversive curiosity and specific curiosity. The 1st International Symposium on Affective Science and Engineering (ISASE), F2-1, 8.
- 西川 一二・奥上 紫緒里 (2015). 大学生における失敗観および出席行動へのGritの影響についての検討 ―2下位尺度(根気,一貫性)の成分の検討― 日本心理学会第79大会発表論文集, 33.
- 西川 一二(2015). 特性知的好奇心が画像評定に与える影響 ―色の再認課題における調査 ― 日本心理学会第79大会発表論文集, 921.
- Nishikawa, K., Yoshizu, J., & Yoshida, K.(2016). Three types of curiosity about people-information: Personal emotion, personal secret and personal attribute. The 31st International Congress of Psychology Program, 199.
- Yoshizu, J., & Nishikawa, K. (2016). Four types of appreciation: people, nature, life, and luck. The 31st International Congress of Psychology Program, 261.
- 奥上 紫緒里・西川 一二 (2016).Gritとエゴ・レジリエンスの関係性について ―拡散的好奇心の影響― 日本パーソナリティ心理学会第25回大会発表論文集, 33.
- 西川 一二・雨宮 俊彦 (2016).個人特性としての知的好奇心とGritが問題解決に与える影響について ―アナグラム課題を使用した調査― 日本パーソナリティ心理学会第25回大会発表論文集, 34.
- 西川 一二 (2017). 対人的好奇心の3タイプの傾向― 対人好奇心尺度開発の経過報告(3)― 日本パーソナリティ心理学会26大会発表論文集, 72.
- 西川 一二(2018). 好奇心の5次元尺度の日本語版の開発 ――好奇心の領域と対象について―― 日本感情心理学会第26回大会, 発表プログラムp.14
- 西川 一二 (2018). 大学生の対人的好奇心の3領域の傾向――対人的好奇心尺度開発の経過報告(4)――日本パーソナリティ心理学会27大会発表論文集, 142.
- 楠見 孝・西川一二 (2018). 叡智知識と好奇心,Grit,加齢との関係 日本心理学会第82回大会, 仙台国際センター(東北大学),2018年 9月
- 楠見 孝・西川一二 (2018). 人とAI協働社会の認知に及ぼすコンピュータ経験と不安の影響 日本認知心理学会16回大会, 立命館大学, 大阪 , 2018年8月
- 雨宮 俊彦・西川 一二 (2018). 日本版HSQ(Humor Styles Questionnaire)20の作成 日本パーソナリティ心理学会27大会発表論文集, 130.
- 奥上 紫緒里・西川 一二 (2018). Ego-Resiliencyの3つの側面の可能性について―― 自我調整できる力に潜む成分とは?―― 日本パーソナリティ心理学会27大会発表論文集, 45.
- 鈴木 美生・西川 一二 (2018). 音楽聴取による感情調節尺度の検討――男女で音楽の聴き方は違う?―― 日本パーソナリティ心理学会27大会発表論文集, 129.
- 西川 一二・楠見 孝・白川 隆朋(2019). Gritにおける根気・一貫性成分と学力との関係――高校3年間の模擬試験を通した得点の推移との関連――日本パーソナリティ心理学会第28回大会,武蔵野美術大学, 東京 2019年8月 ポスター
- 西川 一二・猪伏 慶人(2019). Gritの2成分と活力との関連――パネル調査におけるPOMSの活力との関連―― 日本心理学会第83回大会発表論文集, 48.ポスター
- 西川 一二・楠見 孝(2019). Web 調査の高速回答における心理尺度の因子構造と信頼性への影響――知的好奇心尺度を使用した検証――日本行動計量学会第47回大会, 大阪大学, 2019年9月
- 楠見 孝 三浦 麻子 小倉 加奈代・西川 一二 (2019). 福島第一原発事故による食品の放射線リスクへの態度(2) 日本心理学会第83回大会, 立命館大学, 大阪 2019年9月
- 楠見 孝・西川一二 (2019)キャリア発達における計画的偶発性―― 会社員,教員,看護師の比較調査――産業・組織心理学会 第35回大会,日本大学, 2019年8月
- 楠見 孝・西川 一二・齊藤 貴浩・栗山 直子(2019).プログラミング教育に対する小中学校教員の期待と意欲 日本教育工学会 第35回全国大会 , 名古屋国際会議場, 2019年9月
- 楠見 孝・西川 一二 (2019). 計画的偶発性が実践知と叡智の獲得に及ぼす効果 発達心理学会第30回大会, 早稲田大学, 2019年3月
- 楠見 孝・西川 一二 (2019). 時間的展望が叡智と生活満足度に及ぼす効果――日本版時間的展望バランス尺度(BTPS-J)の開発に基づく検討―― 日本社会心理学会第60回大会発表論文集, 314頁
- 西川 一二・楠見 孝(2020). Web調査による心理尺度の因子構造の毀損の要因とその対策――日本語版Short Grit(Grit S)尺度の用いた検証――日本行動計量学会第48回大会 抄録集, 130-133
- 西川 一二(2020). 日本語版5DCR尺度(The Five-Dimensional Curiosity Scale-Revised)の開発――好奇心の領域とタイプについて――日本パーソナリティ心理学会第29回大会,和光大学, 東京 2020年9月
- 楠見 孝・三浦 麻子・小倉 加奈代・西川 一二 (2020). 福島第一原発事故による食品の放射線リスクへの態度(4)――10波パネル調査データによる9年間の推移の検討―― 日本リスク研究学会第33回年次大会(Web開催)
- 楠見 孝・西川 一二 (2020). 甘えに及ぼす養育態度と愛着 日本心理学会第84回大会webプログラムPO-004
- 楠見 孝・西川 一二 (2020). 子を持つ成人における母親への甘えが幸福感と感謝に及ぼす効果――母親への甘え-拒絶尺度に基づく検討―― 日本社会心理学会第61回大会発表論文集, 102頁
- 西川 一二・楠見 孝(2021) . 好奇心研究に関する再考と好奇心の領域とタイプを観点とした分類方法の提案 日本理論心理学会第67回大会発表予稿集 16頁.
- 楠見 孝・三浦 麻子・小倉 加奈代・西川 一二 (2021). 新型コロナ感染症と食品の放射能に対するリスク認知の比較――11波パネル調査データによる検討―― 日本リスク研究学会第34回年次大会 11月20日〜21日 大阪大学(Web開催)
講演・研究会
- 西川 一二 (2012).「質問紙による自己制御の個人差測定」 自己制御の心理学 ―最大の強みの再発見― 一般社団法人日本のポジティブ心理学協会 ポジティブ心理学 第1回研究会 関西大学
- Nitta, M., & Nishikawa, K. (2016). Introduction to the Japanese short grit scale: Relationship between grit and achievement (Academic and job performance) EASS (East Asian Social Survey) International Conference 2016, Sungkyunkwan University.
- 西川 一二 (2017). JGSS-2017調査票の設計 (1) ―Grit Scale,同性婚などの新規設問―日本版総合的社会調査共同研究拠点 大阪商業大学JGSS研究センター JGSS研究発表会2016 大阪商業大学